どうも、ぼんしゅー(@bonshuuuuu)です。
先日購入報告の記事を投稿した、人生初のキヤノン、「Canon P」で撮影したフィルムが帰ってきたので、ご紹介したいと思います。
撮影時に感じたことも合わせてお伝えしたいと思いますので、よければ覗いていってください。
それではどうぞ。
機材
カメラボディ:Canon P
レンズ:TOPCOR 5cm F3.5(沈胴)、NIKKOR-H・C 5cm F2
フィルム:FUJIFILM 記録用100
ファーストロール!
フィルムカメラのファーストロールはやはり特別なもの。見た目に問題なくても、動作に不具合があるかもしれず、きちんと写っているのを見るまで安心できません。毎回祈るような気持ちで出来上がりを待つわけですが、今回は90点ぐらいでした。ひとまず安堵しましたが、満点でなかった理由は後ほど。
まずはファーストカット。倉敷で開催される蚤の市「倉敷懐かしマーケット」で撮りました。レンズはTOPCOR 5cm F3.5です。
いかがでしょうか。カメラは暗箱なので結局はレンズとフィルムの描写になるのですが、精細に描いてくれています。明るいレンズではないのでボケはほどほどですかね。
気になるのが、短辺のフチに感光が見られること。別のレンズでも発生しているので、恐らくボディに原因があるのでしょう。これがあったので満点とはいえませんでした。
余談ですが、この撮影をしている際に男性の方に「良いカメラですね!」と話しかけられたり、海外の方に「Canon!Canon!」と指を指されたりしました。カメラを持っていると時々ありますが、こういうのも個人的には結構楽しいです。たまに聞く“マウントを取られる”みたいな経験がないのは、運が良いだけかもしれませんが。
少し場所を移して、倉敷美観地区、アリオ周辺です。この日もイベントをやっていたようですね。
ここからはNIKKOR-C・H 5cm F2を使用しています。
「Canon機に NIKKORレンズをつけるなんて!」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ご容赦ください。
被写体が異なるので、TOPCORレンズとの比較は難しいですね。どちらも絞ってますし、そんなに大きな違いはないかも。こちらの方がより明るくて寄れるので、そういうシチュエーションなら違いがハッキリしそうです。
また、SIGMA fpとAF NIKKOR 50mm F1.4Dの組み合わせでほぼ同じ構図で撮ったのですが、近しいものを感じます。やっぱりNikonの標準レンズだなという印象ですね。
引き続きNIKKORです。
岡山に春を告げる祭事、「宗忠神社御神幸」にも出会いました。
最後は笠岡市の廃校を再利用したシェアアトリエにて行われるクラフトマルシェ「うみの市」にて。
曇りがちでしたが、良い描写だと思います。
うみの市、めちゃくちゃ素敵でした!
使用感
さて、ファーストロール全部見ていただいたわけですが、使用感についても書いておこうと思います。
購入報告でも触れましたが、やはり巻き上げレバーと一軸不回転式のシャッターダイヤルは使いやすいですね。一眼レフでは当たり前の装備ですが、改めて使い勝手の良さを実感しました。
そして、Canon Pの特徴である等倍ファインダー。ブライトフレームが煩わしいかと思いましたが、35mmは外側過ぎて気にならず。抜けが良く美しいので、覗くのが楽しいですね。
そしてなにより見た目が良い。沈胴レンズをつけた時のレトロな雰囲気も、固定鏡筒レンズをつけた時の端正さも、写欲を高めてくれます。また、被写体としても映えますよね。
見た目、操作感、どれをとっても気持ちを盛り上げてくれる素敵なカメラだと思います。
美しい…
まとめ
というわけで、Canon Pのファーストロールと使用感でした。
若干の光線漏れはあったものの、機能としては問題なさそうで一安心でした。描写自体はレンズとフィルムによるものなのでCanon Pの良さはわかりにくいですが、見やすいファインダーのおかげでピント精度も高く、概ね思った通りの範囲が写っていたので信頼に足るカメラだと思います。
機能的には機械式のフィルム一眼レフと変わらないのですが、プリズムがない分軽く、レンジファインダーならではの身軽さがありますよね。そのあたりが使い分けの肝になってきそうかなと思いました。
ではまた。
機構的に感度は低めが良さげです
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