どうも、ぼんしゅー(@bonshuuuuu)です。
厳しい冬の終わりを告げ、春の訪れを予感させる花といえば、梅ですよね。
それまで色味の少なかった景色に、艶やかな白やピンク、紅色が加わっていく。色数が増えていくと、自然と気持ちも盛り上がってきてしまいます。冬場は寒さもあって撮影枚数が減ってしまう僕にとっても、活動的になるきっかけをくれる大切な花なんですよね。
さて今回は、そんな季節に備えて淡路島の数ある梅の名所の中から、思わず感動した屈指のスポットをご紹介したいと思います。それが、南あわじ市八木にある「八木のしだれ梅」。昨年初めてお邪魔したのですが、とても見応えのある立派な梅でした。今年も絶対見に行きます。
それではどうぞ。
八木のしだれ梅とは
八木のしだれ梅とは、南あわじ市八木馬回(うままわり)にある梅のスポット。村上さんという方のお宅に植えられているため、「村上邸のしだれ梅」とも呼ばれています。そう、なんと個人宅のお庭が名所になっているんです!
メインとなる樹齢約70年を数えるしだれ梅は、高さ7m以上、幅10m以上と巨大。邸宅よりも背が高くて、ちょっと離れたところからでも見えるぐらい立派です。その枝ぶりは本当に見事で、アップでも引きでも迫力満点。あわじ花へんろの56番札所にも選ばれるほどの美しさを誇ります。
僕は恥ずかしながら知らなかったんですけど、梅って毎年剪定をしないと綺麗に咲いてくれないんだそう。ここまで立派に育てるためには、かなりの手間と時間、そして費用が掛かるんですね。村上さんがお祖父さんから3代に渡って愛情を持って手入れをしてきたおかげで、こうして荘厳な光景を目にできるというわけです。それをこうして毎年公開してくださることに、感謝しかありません。
しかも、例年2月下旬から3月上旬までの1週間程度、梅の満開時期に合わせて夜間ライトアップ(日没〜21時ごろ)もされます。もう個人で提供するレベルじゃありませんよね。
お庭自体は梅がめちゃくちゃ大きいのもあってそんなに広くありませんが、例年特産品や甘酒を扱う売店や休憩用のベンチ、お手洗いもあります。開花時期はまだまだ冷えますが、安心して見学できますね。
これだけ整備されているにも関わらず、見学は無料。ただし、維持費のために1人200円を募金という形でお願いしています。金額以上の価値は間違いなくあるので、ご協力いただければ幸いです。
GF110mmのデビュー戦
今でもお気に入りの1枚です
アクセス・駐車場
八木のしだれ梅までは、道自体はわかりやすいものの細い箇所があるのでちょっとだけ気をつけて。
島内の北から南までを通る国道28号線の、鳥井という交差点を曲がった後は道なりですね。途中からは田んぼだらけで、道もどんどん細くなり不安になりますが、大丈夫です。
どんどん進んで村上邸の手前まで来たら、ちょっと下のところに30台ほど停められる駐車場があります。坂が結構急なのと、見学の往来で歩行者も通るので注意してください。駐車場前の道は下りの一方通行になるので、対向車は来ません。ゆっくり慌てずいきましょう!
お願い
島内では外すことのできない梅の名所ですが、こちらはあくまで個人宅。村上さんにはもちろんですが、近隣の方にも迷惑にならないよう、マナーを守って鑑賞させていただきましょう。
今年も行ってきました!(2023年3月4日時点)
昨年とても素晴らしかったので、今年も見に行ってきました。ただ、この日は土曜日ということもあって多くの方が見に来ており、駐車場の手前が大渋滞。15〜20分ぐらいじわじわと進みながら、最後通行人が行き交う狭くて急な下り坂を降りないといけないのは疲れました。最後のところは一方通行なので、諦めて引き返すわけにもいかず…。週末に訪れる際は気合が必要かもしれません。
梅の開花状況的には見事な満開で、何度見ても素晴らしいものでした。本格的なカメラを持っている方も何人も見ましたし、ポートレートや家族写真を撮影している方も。僕も一緒に行く人がいればなあと思いながら、こっそり撮らせていただきました。
スポットの情報
住所:兵庫県南あわじ市八木馬回219
営業時間:例年2月下旬〜3月上旬
9:00〜17:00(最終入場16:30)
料金:無料(維持費として200円の募金を募っています。ぜひご協力を!)
駐車場:あり(約30台/無料)
まとめ
というわけで、島内屈指の梅の名所「八木のしだれ梅」をご紹介しました。
個人宅にも関わらず、毎年たくさんの人が訪れる非常に人気の高いスポット。その迫力は他のどのスポットにも勝る荘厳なもの。淡路島出身、在住でありながら、これまで見たことがなかったのがもったいないぐらいです。
そんな美しい光景を楽しませていただけるのも、たくさんの手間、時間、費用、そして愛情を掛けて大切に手入れをされてきたから、そしてそれを公開していただけるおかげなんですよ。本当に頭が下がります。
これからもこの素晴らしい梅を鑑賞させていただけるよう、訪れる際はマナーを守っていただきたいと思います。何卒よろしくお願いいたします。
ではまた。
コメント