GF110mm F2 R LM WRレビュー。圧倒的存在感の中望遠レンズ。

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どうも、ぼんしゅー(@bonshuuuuu)です。

みなさん、中望遠レンズは好きですか?僕は大好きです。

望遠レンズはしっかりとした目的がないとなかなか使うのが難しいですが、中望遠レンズなら多少窮屈ですが普段使いにも使えますよね。そして画角の狭さと圧縮感、ボケやすさも相まって、被写体を魅せるにはうってつけ。特に換算85mm近辺はポートレートレンズとも呼ばれ、数々の銘玉が存在します。

GFレンズにおいてはGF110mm F2 R LM WRがその立場を担っていますが、その素晴らしさはファインダーを覗いた段階から「何か違うぞ」というのが伝わってくるほど。このレンズも間違いなく銘玉といえるでしょう。

今回はそんなGF110mmの特徴や、実際に使ってみて感じたことをお伝えしたいと思います。GFレンズの中でもトップクラスに高価な1本ですが、それでも手にしたい魅力が伝われば幸いです。

それではどうぞ。

目次

GF110mm F2 R LM WR レビュー

それでは早速いきましょう!

外観

まず目を引くのが、そのサイズ。まるで望遠ズームレンズのようですよね。

数字で見ると、全長は12cmちょっと、重さは1kgを少し超えるサイズでまさに重量級。GFXはフルサイズセンサーよりさらに大きなラージフォーマットセンサー搭載機種。それを取り囲むGFマウントも径が大きいためレンズの根本から太く、さらに先端に向かって広がっている形状なので、より大きく感じますね。

付属のフードもこれまた巨大なので、気軽にお写ん歩〜なんて感じは微塵もありません。完全にガチなスタイルです。ただ、ボディ(GFX50SII)に装着した際のバランスは悪くありません。グリップの小さいGFX50Rだと厳しいでしょう。

機構としては、他のGF単焦点レンズと同様絞り環とフォーカスリングがあります。サイズが大きいだけあってフォーカスリングはかなり幅広くスペースが取られていますね。リニアモーター搭載のAFが快適なのであまり使う機会はないかもしれませんが、ピントがシビアな中望遠大口径レンズのためこの仕様はありがたいかも。絞り環も幅が広めで、デザイン面での寂しさは感じません。

GFX50SIIにGF110mm 上から
とにかくデカい
GF110mm フード付き
フードもデカい

操作性

操作部がフォーカスリングと絞り環の2箇所しかなく、他のGFレンズと共通。FUJIFILMユーザーにはお馴染みですし、他社ユーザーの方にも難しいことはありません。

絞り環のクリック感はしっかりめで、操作したという感触があります。最近のFUJIFILMのレンズに多いロック機構も搭載されていますね。撮影時はあまり関係ないですが、レンズ交換の際には意外に便利。フォーカスリングは先に書いたように幅広で、こちらもしっかりめの感触です。

全体で見ると、サイズが大きいので操作自体はしやすいものの取り回しは苦労するところもありますね。どうしてもレンズ側に重心が傾くので、ストラップで首から提げていると本体の角が容赦なく体に当たります。また、何せ長いのでレンズやフードをぶつけないよう気を遣います。お高いレンズですからね。

機能

レンズ名にあるように、リニアモーター搭載、防塵防滴です。残念ながら手ブレ補正は搭載されていませんので、ボディ内手ブレ補正のない50S、50Rの方は注意ですね。特に、グリップも控えめな50Rには厳しいかな。ボディ内手ブレ補正搭載のGFX100、100S、50SIIなら相性バッチリ!グリップも十分なので、思う存分振り回せるでしょう。

リニアモーターは像面位相差AFのない50SIIでもかなり快適に使える印象。ただ、ボディの問題かピントが奥に抜けることがそこそこあります。開放だとピント面がかなり薄いのでちょっとのズレが命取り。ここは要注意ですね。

防塵防滴についてはしっかりと試してはいないのであまり言うことはありませんが、天候が悪くても選択肢に加えられるのは大事なポイント。ガンガン使っていけますよ。

質感

質感はGFレンズとして十分なものだと思います。

特にフードの着脱がしやすいのはGFレンズの良いところで、こちらにもロック機構があります。さすがに高価なのでしっかりした造りでないと辛いポイント。 XFレンズでは取り付けに難がある場合もあることを考えると、このスムーズさはありがたいです。

絞り環は金属製、フォーカスリングはゴム製とこちらもGFレンズ標準装備。XFレンズは総金属製で質感は高いのですが、このサイズでそれをやると重さが大変なことになるので全然オッケー。手触りも良いです。

価格

価格としては、新登場したGF20-35mmについでGFレンズ中3番目に高価で、およそ32万円ほど(1番はGF250mmで40万円手前、GF20-35mmは33万円ほどです)。出てくる画を見れば納得できるところではありますが、さすがにお高いですね。僕も通常だとまず手が出せないレンズではありましたが、2022年2〜3月に開催されたキャッシュバックの対象だったので、どうせ買うなら今しかないと思い切りました。それでも高かったぁ。

ちなみに同じ5万円キャッシュバックの対象として、開放F1.7の明るさが魅力のGF80mmがあったので、これは相当悩みました。どちらも素晴らしいレンズであることは明白。最終的にはボディが50SIIでAFが比較的のんびりなことと、キャッシュバックなしのGF80mmとキャッシュバックありのGF110mmがトントンだったので、新品でGF80mmを買ったつもりと言い聞かせてこちらにしました。

ちなみにキャッシュバックについてですが、3月半ばに申請して4月半ばに払い出し証明書が届きました。期間は約1ヶ月でしたので、結構早かった印象ですね。次回キャッシュバック開催の際は参考にしてください。

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ぼんしゅー

この2本は悩む方も多いのではないでしょうか

GF110mmの魅力

ここからはGF110mmを使用して感じた魅力をお伝えします。

圧倒的描写

このレンズの1番の魅力といえば、そりゃもう描写力ですよね。

繊細で緻密。ピント面の解像感とGFレンズ最大のボケにより、肉眼よりも存在感のある画を見せてくれます。5,000万画素のGFX50SIIでも十分すぎるほどですが、このレンズの品の良い写りは1億画素機でこそ発揮されるのではないでしょうか。ますますGFX100Sが欲しくなりますね。

また良いレンズはファインダーを覗いた段階で分かると言いますが、このレンズもその1つ。ピントの合った面とそれ以外にはっきりとレイヤーが分かれるような感覚。これは中判フィルムカメラのウエストレベルファインダーと近いものを感じます。撮る前からもう楽しい。

焦点距離は110mmと望遠域ながら、画角は35mm判換算で87mm相当。まあギリギリ普段使いできるかな、って感じですね。GFXのアスペクト比はフルサイズの3:2と異なり4:3なので、上下に広く、数字よりはもう少し広めに感じます。レンズのサイズや用途、使い勝手などの印象はXF90mmに近い感じかと想像してます。XF90mm使ったことないけど。

作例 八木のしだれ梅
はっきりとレイヤーが分かれるような感覚
作例 籐の椅子
室内では使いづらいものの、描写は圧倒的
作例 桜の下のベンチに座る二人
縦構図がハマります

GFレンズ屈指のボケ

GFXはラージフォーマットですが、中判フィルムよりも面積は全然小さいんですよね。またフルサイズのように開放F値の明るいレンズが充実していないので、思ったよりボケないと言われてきました。

確かに「中判」というイメージほどのボケはありませんが、それでもこのレンズのボケはすごい。素人の感想なので厳密な評価ではありませんが、ボケ量だけでなく、質という意味でもGFレンズで屈指と思われます。

個人的に立体感や空気感はピント面のシャープさとボケで成り立っていると思っていますが、それがしっかりと見てとれるレンズですね。特にポートレートにおいては、被写体と背景の分離がよく、存在感が際立つこと間違いなしです。中望遠の魅力がお分かりいただけるのではないでしょうか。

作例 提灯
ザワザワしそうな背景でもとろけます
作例 桜
この存在感がクセになります

GFレンズでこれ以上のレンズはない

GFレンズはどれも高性能なことは間違いないのですが、その中でも最高クラスの1本であることを疑う余地はないでしょう。

描写性能、価格、スペック、いずれもハイクラス。もちろんレンズそれぞれに用途や目的があるので、全てにおいてこのレンズが最強とは言いません。しかしながらGFレンズで3番目に高価なこともあり、GFXシステムの「ゴール」や「あがり」に近いところに位置するレンズといえるのではないでしょうか。

所有欲を満たしてくれるレンズであることは間違いありません。

GF110mmのイマイチなところ

続いて、僕が使って感じたGF110mmのイマイチなところを。

サイズ

こればっかりはどうしようもないのですが、やはりサイズと重量がネックですね。

先にも書いた通りボディに装着したバランスは悪くないのですが、どうしても長いので取り扱いに気を遣いますし、GFレンズで3番目に重く長時間の使用には体力が必要です。せめてGF80mmぐらいのサイズ感ならよかったのにな。

そしてこのレンズ、何より使いたくなるんですよね。描写はもちろんですが、高価なレンズなので使わないともったいなく感じてしまいます。貧乏性ですね。GF50mmのようなサイズなら、「まあ持っておくか」で持ち出しても大して負担にはなりませんが、GF110mmぐらいになるとカバンに入っているだけで影響が大きいです。僕はフィルムカメラも好きで使っているのですが、このレンズを持って行くとなるとフィルムカメラを諦めるか、コンパクトなものを選択せざるを得ません。

またGマウントの太さとレンズの大きさゆえに目立ちますし、被写体に威圧感も与えてしまいます。詳しくない人はまさかこれが85mm相当の単焦点レンズとは思わないでしょうから、変に警戒させてしまったり、盗撮などを疑われたりする可能性もあるかも。振る舞いも求められるレンズかもしれません。

GFX50SIIとGF110mm
やっぱりデカいよね

価格

何度も書きますが価格がとにかく高い。約32万円と、GF250mmに次いでGFレンズ中3番目に高価なため、結構思い切らないと買えないですよね。

GFレンズには開放F1.7の明るさを誇るGF80mmや、単焦点レンズに匹敵する写りといわれるGF32-64mmと魅力的なレンズが多く、いずれも20万円台と高価。価格や利便性も他のレンズの方が優先順位が高いのではないでしょうか。なかなかGF110mmまで手が回らないかもしれませんね。

明るすぎる

いまいちなところというか注意点になりますが。

GF110mmはF2と明るく、開放でも解像力が高いレンズ。ボケ量やも素晴らしいので、絞り開放で撮りたくなるレンズなんですよね。ただその明るさゆえに、日中の屋外ではシャッタースピードの限界値をオーバーしてしまうことがよくあります。また、GFXはセンサーが大きいのでローリングシャッター現象が出やすいと言う性質があります。GFX50SIIで電子シャッターで撮影した際は、ロングシャッターかと思うぐらい明らかに読み出しに時間ががかかっているので、その間にカメラを動かしてしまうと簡単に歪みが生じてしまいます。これを気にしてせっかくの明るさが使えなかったり、歪んだ写真を量産してしまったりするとGF110mmの魅力は半減してしまいますよね。

対策として、僕は可変NDフィルターを購入しました。これによってシャッタースピードオーバーはもちろん、ローリングシャッター現象の心配のない機械式シャッターの速度の範囲まで光量を落とすことができ、上記のような失敗はかなり少なくなります。本来NDフィルターは必要なタイミングで装着するのがいいのでしょうが、付け外しが面倒なので僕はつけっぱなしにしています。GFX50SIIは手ぶれ補正も優秀なので、シャッタースピードが落ちて問題になることはそんなにありませんしね。

ちなみに購入したのはブラックミスト効果も兼ねたもの。また作例が貯まってきたらレビューしたいと思います。

パーツのせいでフードがつきません
GF110mm NDフィルターあり 作例
GF110mm NDフィルターあり 作例
GF110mm NDフィルターあり 作例

作例

作例 しだれ梅を撮る人
作例 赤い実をつけた植物
作例 石垣からはみ出す桜
作例 丸亀城天守と桜
作例 桜
作例 雑貨屋を覗く
作例 テーブルの上のドライフラワー
作例 桜をバックに咲くミモザ
作例 桜の下で休む人
作例 門と石垣と桜
作例 木とベンチ
作例 坂を上り下りする人々
作例 隙間に置かれた自転車
作例 カラフルな球
作例 反射する梅
作例 観覧車
作例 ミモザ
作例 ひまわり畑の2人

まとめ

というわけで、GF110mm F2 R LM WRのレビューでした。

価格もサイズも、もちろん描写性能も圧倒的。決して万能ではありませんが、ラージフォーマットのGFXシステムを使う上では避けては通れない格というか、存在感を有するレンズだと思います。

より使いやすい画角で明るく価格も安めなGF80mm F1.7の登場により、優先順位が低くなった感はありますが、GF110mmでしか得られないものは確かにあると思います。僕自身がまだGFXと仲良くなれていないため伝わりにくいかもしれませんが…。

とにかく、買って後悔のないレンズであることは自信を持って言えるので、ぜひ手にしてその素晴らしさとデカさを実感してほしいですね。僕もこれからどんどん使っていきたいと思います。

ではまた。

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