HASSELBLAD 907X & CFV 100C ファーストインプレッション。

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どうも、ぼんしゅー(@bonshuuuuu)です。

2024年末に、愛用していたカメラ・レンズたちを根こそぎ売り払って手に入れたHASSELBLAD 907X & CFV 100C。購入するに至った考えなどは前回記事にしましたので、今回は使用感などをお伝えできればと思います。

購入してから約1ヶ月のファーストインプレッションですが、もう書くこといっぱいありました。

それではどうぞ。

目次

HASSELBLAD 907X & CFV 100C ファーストインプレッション!

徒然に書いていきます。

「ホールディング」は悪くない

カメラ本体は薄い枠。バックを付けるとコロンとした立方体然とした姿に。グリップがない独特の見た目ですが、撮影時のホールディングは思ったより悪くありません。普段から503CXiや、グリップレスの状態のSIGMA fpを使ってきたので、慣れもあるかも。

907X & CFV 100C
左側の「907X」と書いてあるのがボディです。

どちらかといえば、持ち歩くときが困りますね。グリップがある機種のように指を掛けられないので、持ち運びにくいです。手のひらに乗せたり抱えたりしても重いですね。快適に持ち運び、撮影するには別売りのコントロールグリップがあったほうが良いでしょう。

また、ネックストラップで首掛けにすると、物にもよりますがレンズが上向いてしまって良くない。バック側が軽くなったとはいえ、完全には解消されなかったようです。

ぼんしゅー

ストラップ金具の向きや丸環なのも原因?

歪む、歪む。

907X 100Cとして使用する際の最大の問題が、電子シャッター時の歪みでしょう。センサーの読み出しに時間がかかるため、動きものが歪んでしまうという現象ですね。レンズシャッター搭載の純正レンズを持っておらず、電子シャッターでしか使えないオールドレンズを主体としている僕にとっては、避けられない問題です。

基本的に動きものを撮らないので影響は最小限ではありますが、油断すると歪みますよね。読み出しが終わる前にカメラを動かしてもダメなので、低速シャッターの気持ちで臨みましょう。ちなみに、色深度を14ビットに落とせば読み込みが軽くなるのか、多少マシにはなるようです。当然ですが、レンズシャッターで撮影する500シリーズや、フォーカルプレーンシャッターの200シリーズなどで使う際は問題になりません。

あと、907Xのシャッターフィールはマジで「ボタン」です。ポチッて感じ。歪まないよう静かに撮るのには合っている気がして、意外と嫌いじゃないです。

907X & CFV 100C

無限ハッセル最高!

907X & CFV 100Cを購入した最大の理由が、フィルムカメラの500シリーズに装着可能なこと。つまり、僕が使っている503CXiに装着することでデジタルカメラ化できるわけですね。

503CXi × Distagon C 60mm F4 × CFV 100C
最近のセット。60mmはCFVでも標準域で、使いやすいです。

これに関しては、マジで最高です。ハッセルの撮影体験、美しいファインダーや心地よい巻き上げ、「撮った…!」と実感するシャッターフィールを好きなだけ堪能できます。

感触を楽しむだけなら空シャッターを切っても良いのですが、撮影ではないわけで。写真が生まれるか否かで、感覚に明確に違いがあります。

しかも、これまでの製品のようにケーブルを繋いだりバッテリーが飛び出たりしておらず、デザイン的にも一体感があり美しさが崩れません。

フィルム価格の高騰だけでなく現像サービスの終焉が危惧される昨今。純正のデジタルバックの存在によって、愛玩用ではなく写真機として、引き続き使えるのは素晴らしいことだと思います。

フォーカシングマスクが意外といける

503CXiに取り付けて使う際に問題になるのが、44×33センサーでの撮影範囲。センサーサイズが6×6判よりも小さいので、そのままのファインダーでは写る範囲が正確にわかりません。

そのため、CFVにはファインダーにはめて使うマスクが付属しています。CFVii 50Cでは黒のマスクでしたが、CFV 100Cでは透明のプラスチック素材になりました。

デジタルだけで使う場合にはどちらでも問題ないのですが、フィルムと切り替えて使うなら44×33の外側も見えないと困ります。毎回着脱するのはダルいので、もしこのマスクが邪魔だったら44×33のラインが入った専用スクリーン(高い!)を買わなければいけないかな、と考えていました。

結果的には、撮影範囲外もうっすら見えるので思ったより悪くなく、気に入っているスクリーンのまま使用できています。何気にCFVii 50Cではなく100Cを選ぶ決め手のひとつでもあったので、一安心。

503CXi × Planar C 100mm F3.5 nonT* × CFV 100C
ぼんしゅー

オプトファイバーを継続できて良かった!

シャッターが軽くなりすぎる

現状唯一気になるのが、ハッセルのシャッターの重みが損なわれている気がすることです。

フィルムで、それも中判で、しかもハッセルで撮るということ。個人的には精神的に結構重いというか、貴重なことだったんですよね。フィルム代・現像代のことや撮り直しが効かないことなどもあり、1枚撮るのにいろいろ考えてすごく時間をかけるし、気合いが入ります。

Kodak PORTRA400
Kodak PORTRA400
FUJIFILM PRO400H
FUJIFILM PRO400H

それが、CFV 100Cをつけると何枚撮ってもお金はかからないし、いくらでも撮り直しが効くようになりました。とりあえずシャッターを切ってみて、そこから露出を調整するなんて使い方、フィルムではありえません。

デジタルの恩恵は確かに素晴らしいですが、フィルムと同じボディ・所作で撮ることでその違いがより如実に感じられ、1ショットが軽いものになっている気がします。

まあ、贅沢な悩みかもしれません。

内蔵SSDが便利

このカメラの特徴のひとつといえば、SSDを内蔵していること。ついにSDカードなどの記録メディアが不要になりました。容量も1TB確保されており、RAW + JPEGでも4,000枚程度撮影可能です。

これは実際かなり便利ですね。元々枚数を撮る方ではありませんでしたし、記録メディアの挿し忘れなどを気にする必要がないのはストレスフリーです。

907X & CFV 100C
カード忘れの不安から解放されました!
ぼんしゅー

CFexpress Type B カードも使えます

センサーが怖い!

あとはやっぱり、センサーが剥き出しなのが怖いですね。ホコリやゴミが付きやすいのも厄介ですが、ちょっとでも手を滑らせると傷が入るという緊張感。ミラーレスカメラのレンズ交換の何倍も気を遣います。

CFV 100C

起動時間はぼちぼち

起動にかかる時間は、だいたいSIGMA fpよりちょっと長いぐらいかな?電源ボタンを長押しして、1.5拍あって「H」のロゴが表示され、さらに1.5拍あって撮れるぐらい。ただ、撮影スタイル的にストレスになるほどの時間ではありません。

503CXiに付けている間はライブビューじゃないのでバッテリー消費も少なく、ある程度電源入れっぱなしで使っています。

907Xでライブビューを使用する場合だと、こまめに電源を切らないと厳しいかも…?

撮って出しは…?

これまで使ってきたFUJIFILMやSIGMAのデジタルカメラは、いずれも色表現が特徴的なメーカー。フィルムシミュレーションやカラーモードによって撮って出しでも十分味付けされていて、撮影時の調整だけで満足できるぐらいには使えていました。

ところが、CFV 100Cにはそういったカラーモードがなく、撮影時に変更できるのはホワイトバランス程度。HNCS(ハッセルブラッド・ナチュラル・カラー・ソリューション)という独自のカラーマネジメントシステムを持ち、目で見たまま自然で豊かな色再現を実現してくれますが、味付けまではしてくれません。美しいことに間違いはないのですが、そのままだと生すぎるというか、写りすぎる、克明すぎるんですよね。

撮影以外で面倒なことをしたくない僕ですが、ついにRAW現像を始めました。

CFV 100C
ぼんしゅー

メニュー画面はかなりシンプル

データがすごい

重い腰を上げてRAW現像を始めてみると、こんなに弄ることができるのかと驚きましたね。

1億画素の中判センサーといえど、デジタルの特性としてハイライトが飛んでしまうと戻ってきません。しかし逆に、露出不足はかなり持ち上げられます。手ブレ補正がないカメラですが、暗い場面でも臆せず撮ることができるのはありがたい。

作例
元データまま
作例
現像後

また、RAW現像がまだよくわかっていないので様々なパラメータを弄りまくってみるのですが、ちょっとやそっとでは破綻しない懐の深さを感じます。

これまでのカメラでも同じようにできたのかもしれませんが、やはり15ストップのダイナミックレンジ、16ビットの色深度など、1億画素中判センサーならではという部分はあるのでしょう。多分。

RAW現像をするという決断を下す前は、HEIFデータをiPhoneの自動調整で良い感じにしてもらって満足してましたが、自分で1枚の写真を作り上げていくのも悪くないですね。

アプリも問題なし

データの取り込みや現像には純正のPhocusというアプリ・ソフトを使っていますが、接続も快適で問題なしかと思います。データの取り込み速度も悪くないのですが、これはSSDであることも貢献しているかもしれません。

撮った写真たち

作例
作例
作例
作例
作例
作例
作例
作例
作例
作例
作例
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作例
作例
作例
作例
作例
作例
作例
作例
作例
作例
作例

まとめ

というわけで、HASSELBLAD 907X & CFV 100Cのファーストインプレッションでした。

動画も撮れない、手ブレ補正もない、ファインダーもグリップもない。できないこと、使いにくいところは多々あるカメラです。

同じ金額を出せば、HASSELBLAD X2D 100CやFUJIFILM GFX100IIなど、より性能が高かったり使い勝手の良い機種を購入することもできるわけですが、503CXiをデジタル化できるというだけで僕にとっては 100点満点!

簡単におすすめできる価格ではありませんが、フィルムのハッセル資産をお持ちの方や、最高の撮影体験でたくさん撮りたい方には検討する価値のあるカメラだと思います。

手持ちの機材がほぼこれ一本になったので、また長期使用レビューもしたいですね。

ではまた。

編集:マニュアルカメラ編集部
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