どうも、ぼんしゅー(@bonshuuuuu)です。
2024年末、これまでの人生で最も大きな買い物をしました。それが、HASSELBLADの中判デジタルカメラ「907X & CFV 100C」。見た目はコロンとした箱型ながら1億画素を誇り、新品価格は100万円を超えるというビッグなヤツです。
レビューはまた別の記事で書くとして、なぜこのカメラを購入したのかについて残しておこうと思います。
今回は機能やスペックの話はしませんが、良ければ覗いていってください。
それではどうぞ。
手放した機材
まずは今回907X & CFV 100Cを購入するため、生贄に捧げられた機材たちをご紹介します。
- FUJIFILM GFX50SII
- SIGMA fp レンズキット一式
- BRONICA RF645 一式
- ZENZABRONICA GS-1 一式
- ZENZABRONICA ETR-C 一式
- Nikon F3 レンズ他一式
見ての通りここ最近の僕の主力カメラばかり。SIGMA fpとBRONICA RF645は稼働率が高かったですし、GFX50SIIは手元にある最後のFUJIFILM機だったので、寂しさも強いです。
これら全部と引き換えにお迎えした907X & CFV 100Cですが、今のところ非常に満足しています。



防湿庫がスカスカになりました…
907X & CFV 100Cを購入した理由
さて、本題に入ります。
フィルムとデジタルの両立
そもそも僕がハッセルを意識しだした理由が、CFVというデジタルバックの存在でした。これまでデジタルカメラとフィルムカメラを何台も購入し、常に2台以上持ち歩くという生活。重量級の中判カメラがメインで単純に重たいうえに、結局デジタルしか使わなかったりすることが多々ありました。


それがハッセルであれば、ボディとレンズはそのままバックを交換するだけでデジタル、フィルムを切り替え可能。つまり、持ち歩くカメラは1台だけになるんですね。それによって荷物も減らせますし、フィルムカメラの撮影体験を保ったままデジタルで撮れるのではないかと考えたわけです。





デジタル、フィルム、チェキまでいけちゃう
FUJIFILMからの卒業
また、デジタルについてはクラシックなスタイルと、フィルムシミュレーションによる独自の絵作りが魅力のFUJIFILM機をずっと使ってきて、それに慣れきっていました。
それを崩してくれたのが「SIGMA fp」。こちらも独自のスタイルとカラーモードが特徴的なカメラですね。最初は思い通りに撮れませんでしたが、慣れてくると楽しくてGFXの出番がなくなる事態に。ここで、「もうFUJIFILMでなくても良いかな。」という気持ちになってきました。


あと、昨今のFUJIFILMの状況というか、姿勢みたいなものも正直ありますよね。センサー的にも旧世代の方が好きだったこともあり、ここらでFUJIFILMのデジタルカメラからの卒業もアリかなと。



もうフィルムシミュレーションがなくても大丈夫
なぜ“100C”なのか?
ここまでは、これまでのカメラからHASSELBLAD、CFVを導入するに至った考えを書いてきました。ここからは、同じCFVシリーズであるCFVii 50Cではなく、CFV 100Cを選んだ理由を書いていきます。
5,000万画素でよかった
CFV 100CとCFVii 50Cの一番の違いといえば、やはりセンサーでしょう。100Cが1億画素の裏面照射型CMOSセンサー、50Cが5,000万画素のCMOSセンサーを搭載しています。
画質以外にはAFが高速化されたりもしていますが、純正レンズの使用予定がなかったためメリットは少なく、正直ここに関しては5,000万画素で良いかなと思っていました。



中判センサーの時点でオーバースペックです…
細かな改良が決め手
どちらにしようか悩んでいる中で個人的に決め手になったのが、後発のCFV 100Cで施された細かな改良です。
いくつか挙げると、
- 120gの軽量化
- ボタンの材質・高さ変更
- 1TBの内蔵SSDを搭載
- 起動時間の高速化
- バック着脱ボタンにロック機構が追加
などなど。
こういった細かなところが使用感に繋がってくると思うので、妥協したくないなと思いました。



SSD内蔵は画期的!
ギリギリ手が届く金額
あとは金額ですね。CFV 100Cが約95〜105万円程度で、持っている機材を売却すればギリギリギリ届く!
CFVii 50Cが約65〜80万円程度と、差額で純正レンズやアクセサリー類が買えちゃうのでめちゃくちゃ悩みましたが、どうせ買うなら良い方で!と思い切りました。
まとめ
というわけで今回は、HASSELBLAD 907X & CFV 100Cを買った理由を書いてみました。
かなり気に入っていた機材たちを手放してお迎えしたので寂しさもありますが、今のところ満足しており、後悔もありません。ローテーションしきれていなかったり、使用頻度が下がっていた機材もあり、そういう意味でもスッキリしたところもありますね。
使い始めてからの使用感などをまとめたファーストインプレッションは、また別記事にまとめます。そちらも見ていただければ幸いです。
ではまた。


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