わたしのカメラ遍歴〜フィルムカメラ編〜

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どうも、ぼんしゅー(@bonshuuuuu)です。

他の人が使ってる機材って気になりませんか?
僕はかなり気になる方です。フィルムカメラは歴史があるので、メーカーも機種も多種多様。
人気のものなら情報もたくさんありますが、そうでないものも多数あります。いずれにしても、実際に使っている人の感想や情報は貴重ですよね。

というわけで、今回はわたしのカメラ遍歴〜フィルムカメラ編〜をご紹介します。

作例もいくつか貼り付けたのでかなり長くなってしまいましたが、お時間のある方は最後までお付き合いいただければ幸いです。

それではどうぞ。

目次

わたしのフィルムカメラ遍歴

RICOH FF-3AF(巻き戻し不良)

RICOH FF-3AF
絶妙なデザイン

フリーマーケットでよくわからないまま、おもしろそうだからと購入。今思えばなかなかリスキーな買い物の仕方ですね。

2020年1月に友人の結婚式で満を持して使用するも、巻き戻し不良により大半が感光してしまいせっかくの記念が水の泡に。このときの失敗が、フィルムカメラの道を突き進むことになった大きな要因になりました。

最近改めて使ってみると、コンパクトフィルムカメラらしい手軽さと、想像以上の写りに感動。あの時失敗せず無事に撮れていたら、今みたいにここまでハマってなかったかもしれないですね。

RICOH FF-3AF 作例
RICOH FF-3AF 作例
RICOH FF-3AF 作例
RICOH FF-3AF 作例

Konica C35(故障)

FF-3AFの失敗により、きちんと撮りたいと思ってフィルムカメラを調べはじめました。コンパクトかつ綺麗でカメラらしいルックスに惹かれたのと、ハードオフで閉店時間が迫っていたこともあり勢いで購入。しかし、残念ながら電池を入れても動かないジャンク品だったのでした。自分で分解、修理を試みるも、配線が腐食しており断念。時間がない中で買い物するものではないですね。きちんとしたものを購入することの大切さを身をもって学ぶことになりました。

Minolta SR-T101(露出計不良)

MINOLTA SRT101
まさに一眼レフって感じ

3度目の正直として、またもハードオフで購入。なぜかカメラ屋さんを見に行くという発想がこの時はまだなかったんですね。
今回は少し調べてある程度の動作確認ができるようになり、露出計、巻き上げ、シャッタースピードにほぼ問題がなかったためお迎えしました。しかしファインダーの汚れがどうしても気になり、またも自分で清掃を試みましたが、そのせいで露出計を壊してしまいます。当時は露出計の使えないカメラなんて、自分には難しくて無理だと思い込みインテリアになっていましたが、いろいろ覚えた最近になってやっとフィルムを詰めました。

シャッターの感触はどっしりとしていて、一眼レフって感じ。まだ撮り切っていませんが、ロッコールレンズがどんな描写をしてくれるか楽しみです。

Nikon FG(売却済)

Nikon FG
FURIKAKEのストラップをつけました

4度目の正直でまたまたハードオフで購入。はい、学んでおりません。
さすがの僕でもまともに使えるフィルムカメラを選ぶことができ、ついにきちんとデビューを果たしました。レンズはタムロンのズームレンズでしたが、動作も問題なく、しっかり写って本当に安心しましたね。

これからの活躍が期待されましたが、実際はこの後出番はほぼ無く。まさか、次に大物に出会うとは思わなかったものですから。

結局そこまで使わないまま、2023年の防湿庫整理により売却。次のユーザーさんのもとで大事にされることを願います。

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Nikon F3(絞り伝達不良/売却済)

Nikon F3
さすがのルックス

もう何度目?こちらもハードオフで購入。

フィルムカメラをいろいろ調べていると、やはり気になってくるのがNikonのフラッグシップ。

特にF3は僕の中で、「ザ・カメラ」というデザインで、とても魅力的でした。当時はカメラの格としても、金額的にも縁がないものと思っていましたが、普通ではあり得ないような価格で販売されているのを見つけ、迷わずお迎えしました。

しかし、安いのにはには理由があったんですね。絞りを伝達するリングに故障があり、F3から搭載されたせっかくの絞り優先機能が使いづらい!絞り込みボタンを押し込みながらシャッターを切ることで、なんとか対処しています。

壊れているのはそこだけで、デザインも作りもさすがという一台。かっこいいは正義ですし、巻き上げの気持ち良さも素晴らしいので、さすがフラッグシップだなと思います。

こちらも2023年の防湿庫整理により売却。フラッグシップ機は造りが良く手放すのを躊躇いましたが、使わずに死蔵したままよりも使ってくれる人の元に渡った方が良いかなと思いお譲りしました。

Nikon F3 作例
Nikon F3 作例
Nikon F3 作例
Nikon F3 作例
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OLYMPUS PEN EE-3(売却済)

OLYMPUS PEN-EE3

またまたハードオフで購入。ていうか、これだけ出会いがあるハードオフすごくないかい。

フィルムのランニングコストを抑える目的で、倍の枚数撮れるハーフカメラを狙っていました。こんなに小さくてかわいいのに、写りはしっかりの優等生。ただ、最低48枚、多いと72枚は撮り終わるまでに想像以上に時間がかかります。それが目的で手に入れたのに贅沢なもんです。

人気の理由がよくわかる良機でしたが、使用頻度低下のため手放してしまいました。

OLYMPUS PEN-EE3 作例
OLYMPUS PEN-EE3 作例
OLYMPUS PEN-EE3 作例
OLYMPUS PEN-EE3 作例

Nikon F4

Nikon F4

Nikonのフラッグシップ2機目。今回はカメラのキタムラで購入。ここにきてカメラ専門店とは、今更すぎるかもしれません。

Nikon F3でフラッグシップの良さを知ってしまったのと、F3と同じくイタリアの工業デザイナー、ジウジアーロによるデザインに惚れてお迎えしました。すでに購入ペースがヤバいですね。

これまでのカメラに比べて段違いにデカくて重いんですけど、その分貫禄満点。見た目とシャッター音から、写真撮ってる感については最高の一言。さすがの露出精度で、失敗したくない時にはすごく頼りになるカメラです。

Nikon F4 作例
Nikon F4 作例
Nikon F4 作例
Nikon F4 作例
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PENTAX LX(売却済)

PENTAX LX
工芸品的美しさ

某ブログにて絶賛されていたのを見て、気になった一台。当時住んでいた香川県に、ペンタックスの指定修理業者さんのお店があり、そこで初めてしっかりとオーバーホールされたものを購入しました。

工芸品と言われるほどの作りはさすがで、F3よりも全体的に上品な印象を感じさせます。すぐに購入したFA 43mm F1.9 limitedも合わせると、これまでの中でダントツで高かったのですが、その割には使用頻度が少ない可哀想なカメラ。結局最後までフィーリングが合わず、手放してしまいました。

PENTAX LX 作例
PENTAX LX 作例
PENTAX LX 作例
PENTAX LX 作例

OLYMPUS PEN FV

OLYMPUS PEN FV

少し前に購入したOLYMPUS PEN EE-3では物足りなくなり、ハーフカメラで一眼レフという斬新さにも惹かれ、今度はPEN Fに目をつけます。節操がない、本当に。

花文字の初代Fではない方が好みだったのと、経年で信用しにくい露出計よりもファインダーの明るさを選んだ結果、PEN FVを購入しました。ここでついに、メルカリというパンドラの箱を開けてしまいます。

低速側が不調だったり、ミラーが吹っ飛んだりといろいろありましたが、ウチにあるフィルムカメラは皆どこか調子が悪いので気にしません。独創的でスタイリッシュなデザインと、独特の機構で実現したハーフで一眼レフというスタイル。しみじみいいカメラだなと思います。

ただ、やっぱりハーフカメラは撮り終わるまで長いんだ。

OLYMPUS PEN FV 作例
OLYMPUS PEN FV 作例
OLYMPUS PEN FV 作例
OLYMPUS PEN FV 作例
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Nikon EM(売却済)

Nikon EM
アイドル的な可愛さ

Nikon F3、F4が好きということは、当然同じジウジアーロデザインのNikon EMも好き。今度はヤフオクで購入しました。

軽量コンパクト、絞り優先AEのみで簡単、デザインも良しと、とっても魅力的なカメラです。とにかく簡単なので、友人に貸したりするときにも良いんですよね。若干光線漏れ疑いもあったんですけど、EMだったらなんか許せる気がします。

とても気に入っていたんですが、こちらも持ち出さなくなってしまい、死蔵するのも可哀想で手放してしまいました。

Nikon EM 作例
Nikon EM 作例
Nikon EM 作例
Nikon EM 作例

Minolta α sweet II(譲渡)

MINOLTA α sweet II
こいつは2代目

ここまでくると、カメラのキタムラ巡りは日課です。その最中、ジャンクカゴの中で発見したこのカメラ。なんとワンコイン。同じくジャンクカゴから見繕ったシグマのズームレンズと合わせても1,000円ポッキリ。上級機に匹敵するとの評判は知っていたので、動かなくても良いやと即決で購入。あのね、電池が高いんですよ。

動作は問題なく、気になったのは若干ファインダーが黄変しているのと、裏蓋を開けるボタンが硬いぐらい。で、リバーサルフィルムに魅力を感じ、フィルムカメラに興味を持ち始めていた彼女に、数本のフィルムとともに譲渡しました。その後、レンズとの連動ピンが壊れてしまい、あえなくお別れに。

同じカメラがいいとのことだったので、2代目になりましたとさ。

MINOLTA α sweet II 作例
MINOLTA α sweet II 作例
MINOLTA α sweet II 作例
MINOLTA α sweet II 作例

Nikon FA(故障)

α sweet IIと同じ日に、同じくジャンクカゴから救出。しかしこちらは、電池を入れてもうんともすんとも言わず。データバックもついていただけに、残念な結果でした。

ZENZA BRONICA ETRS

ZENZABRONICA ETRS

初中判、初リバーサルのデビューを飾った、個人的にめちゃくちゃ重要なカメラ。

ウェストレベルファインダーを使ってみたくて中判カメラを調べている中で、町の写真屋さんで出会って購入しました。最初はなかなか動かなかったんですが、根気よく試すうちに動くようになったこともあり、思い入れが強い一台です。

念願のウエストレベルファインダーは想像を超えてとても美しく、使って楽しい、撮って素晴らしいカメラ。6×4.5判は中判で一番小さいフォーマットですが、それでも35mm判とは歴然の差があり、写真を見返しても良いのが多いんですよね。

購入したときは大きくて重いと思っていましたが、今になって思えばこれでも十分コンパクトで使い勝手も良く使用頻度が高い。そしてまた良いのが撮れる。

以来、すっかりブロニカファンになってしまいました。

ZENZABRONICA ETRS 作例
ZENZABRONICA ETRS 作例
ZENZABRONICA ETRS 作例
ZENZABRONICA ETRS 作例
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PENTAX ME

PENTAX ME

東京でカメラ屋さん巡りをした際に、ジャンクカゴで発見した一台。

モード変更のピンが取れちゃってるのがジャンクの理由だと思いますが、絞り優先しか使わないからモード変更しないので問題なし。Nikon EMで絞り優先専用機のお手軽さを実感していたのと、これまたかわいらしいデザインに惹かれて購入。

PENTAXではフルメカニカルなMXの方が話題になりがちですが、よりコンパクトでクラシカルな外見はすごく素敵じゃないでしょうか。何より、絞り優先が使えるのはやっぱり便利。何気に巻き上げの感触も良く、手にフィットする形状で、優しいカメラですね。

WALZFLEX

WALZFLEX

そうそう、東京でカメラ屋さん巡りをする目的は二眼レフが欲しかったからだったんですよ。

複数店舗を巡ってもなかなかいいのに出会えなかった中、時間ギリギリで出会ったのがWALZFLEXでした。その場ではファインダーの美しさに魅了されてしまいましたが、冷静になるとシャッター速度最高1/300はなかなかに厳しいな。

二眼レフは拡張性が少ないのと、やっぱり使いにくいところがあるので正直出番は少ないです。でも、見た目とロマンが満点なので、手放す気にはならないですね。自然とスローな撮影リズムになるので、いずれ噛み合う日が来るかもしれません。

WALZFLEX 作例
WALZFLEX 作例
WALZFLEX 作例
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小西六 Pearl IIb

小西六 Pearl IIb

今度はスプリングカメラに興味が出て、ヤフオクで購入。価格はかなり安かったんですが、思ったよりも綺麗な状態で、幸い蛇腹にも問題ありませんでした。

スプリングカメラの魅力はそのレトロな外見と、中判とは思えないコンパクトさ。個人的にはウエストレベルファインダーが好きなのでそっちを使いがちですが、搭載されているレンズ、ヘキサーの写りは時代を越えて素晴らしく鮮明。驚きました。

Pearl IIb 作例
Pearl IIb 作例
Pearl IIb 作例
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Mamiya Press standard

中判最大の6×9というフォーマットを手頃に手に入れることができる貴重なカメラ。またメルカリで買い増した、はい。

まぁとにかくデカくて重くて目立つ。自分の顔よりデカいんじゃなかろうか。女子が使ったら間違いなくそうなるでしょうね。

セットでついてきたレンズが絞り不動、新たに購入したレンズがバルサム切れ、さらにガッツリ光線漏れと問題続きで、残念ながらまだその真価を発揮できていません。初めてレンズのバルサム剥がし、接着を行ったりと、いろいろ試行錯誤はしてるんですけどね。ただそのフィルム面積は圧倒的に大きく、万全でなくとも少しマシに写ったときの描写は、さすが中判最大と思わせます。

いつか万全の状態にして、その描写力を堪能してみたいですね。

Mamiya Press 作例
Mamiya Press 作例
Mamiya Press 作例
Mamiya Press 作例

Minolta AUTOCORD(売却済)

Minolta AUTOCORD

ここからは淡路島に戻ってから出会ったカメラたち。なんとまさかの骨董品店にて購入。

同じ二眼レフのWALZFLEXよりもファインダーは暗く見にくいですが、レバー式のピント合わせが使いやすいのと、シャッタースピードが1/400秒まであってちょっと速いので、使いやすさでは勝っているかな?とはいえ他のカメラに比べるとスペック不足は否めず、せっかくのファインダーも個人的にイマイチ(これはWALZFLEXが良すぎた)なので、出番がほぼありませんでした。描写自体はさすがMinoltaという感じはしましたが、個人的にはあまり刺さらず。

良いカメラなんだけど、使わなすぎてもったいなくなったので手放してしまいました。

Minolta AUTOCORD 作例
Minolta AUTOCORD 作例
Minolta AUTOCORD 作例
Minolta AUTOCORD 作例

Mamiya RB67(売却済)

Mamiya RB67

中判フォーマットを使うなら外せないだろう6×7判。魅力的ながらお高いカメラが多い中、比較的安価なところに惹かれてメルカリで購入。しかし、蛇腹もレンズもダメなジャンクがやってきてしまいました。

結局レンズはどうにもならず新しく購入し、蛇腹は自作しました。いやぁ、フリマアプリは難しい。

このカメラは本当に重量級で、BRONICA ETRSってコンパクトだったんだなと思い知らされました。

画質についてはさすがの一言で、中判ならではの迫力、奥行き感、立体感を感じることができます。

特徴的なレボルビングバックのおかげで、縦構図が撮りやすいのはめちゃくちゃ便利です。他の中判カメラだと、縦構図で撮るのは大変だったり難しかったり、変な構え方になったりしますもんね。

このカメラも写真を見返すと「おっ」となることが多いんですが、普段は重すぎてお留守番ですね。

こちらも2023年の防湿庫整理で売却。同じ6×7判のGS-1を手に入れたのが主な理由ですかね。

Mamiya RB67 作例
Mamiya RB67 作例
Mamiya RB67 作例
Mamiya RB67 作例
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Leotax K

Leotax K

今度はバルナック型に惹かれてフリマサイトを夜な夜な検索してる時に、メルカリにて作例付きで見つけ購入。僕が購入するカメラにしては珍しく、非常に綺麗な個体で二重像もクッキリでした。

この機種はスローシャッターが無いので、デザイン的にも使い方的にもスッキリしてて好印象。

精密感、ギュッと詰まった感じはモノとしての魅力を強く感じ、写真の出来上がりも十分でお気に入りのカメラになりました。

さらに、同じメーカーの沈胴レンズ、TOPCOR 5cm F3.5も手に入って見た目のレトロさ、かっこよさが爆上げ。お気に入り度も急上昇しました。

Leotax K 作例
Leotax K 作例
Leotax K 作例
Leotax K 作例

Konica IIB-m

バルナック型のカメラを探している時に、たまたま目についてメルカリにて購入。ケース、フードも付いており、何より独特なデザインに負けてしまいました。

レンズを撮影可能な状態にしてから、1、2回シャッターを切ってからでないと正常に動作しないので、レンズキャップをつけて空シャッターを切ってから撮らないといけません。同時期に購入したLeotaxが良すぎたのでなかなか持ち出さず、なんとまだ試し撮りが終わってません。

Nikon F100(売却済)

Nikon F100

ハードオフにて、1万円でお釣りが来る値段で購入。

直前に買ったのがLeotax K、Konica IIB-mなどレトロ要素強めのフルマニュアル機だったので、フィルムカメラ円熟期の全自動のすごさを痛感しました。

Nikon F4と比べて明らかに早いAFも相まって、サクサク撮るスタイルでの活躍を期待しています。

F100が加わったことで、逆にF4はマニュアルでじっくりと撮るという使い分けになりそう。

持病のベタつきや光線漏れがあったので整備もしました。

デジタルカメラにも通じるデザインは今の時代に違和感なく溶け込めて良いかもしれません。フィルムカメラ最終期の完成度の高さを知ることができる、とても良いカメラですね。

友人の結婚式でも活躍してくれた思い出のカメラですが、こちらも2023年の防湿庫整理により売却。人気の機種だけあってすぐに買取手が見つかりました。

Nikon F100 作例
Nikon F100 作例
光線もれ直す前ですね
Nikon F100 作例
Nikon F100 作例
盛大にやっちゃってます
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Nikon F80(売却済)

Nikon F80

Minolta AUTOCORDを購入した骨董品店にて購入。動作未確認だったおかげでワンコインにしていただき、その価格に敗北しました。

動作についてはさすがNikon、長く放置されていたかと思いますが、しっかり動きましたよ。

感覚的にはリトルF100って感じなんですけど、動作のもっさり感やチープさは否めません。ただ、フォーカスも巻き上げも自動で、軽い。撮影時に操作することが少ないため、写真に集中できるカメラだと感じました。

驚いたのは、ファインダーにグリッドを表示したりしなかったりと切り替えができること。これめっちゃ便利じゃない?

こちらも2023年の防湿庫整理により売却。致し方なし。

Nikon F80 作例
Nikon F80 作例
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ZENZA BRONICA EC-TL

ZENZA BRONICA EC-TL

ZENZA BRONICA ETRSを買った写真屋さんで購入。ETRSを買った当時も横に並んでいましたが、その時は移動手段が自転車だったため大きく重いこのカメラは買えませんでした。淡路島に帰ってからは車を手に入れ、運ぶ方法については解決。まだ残っていたのを見かけて改めて調べてみると、中判のウエストレベルファインダーで、絞り優先AEが使えることが判明。もちろん、すぐに買いに行きました。

使い勝手は非常に良好。明るいところだとファインダー内の速度表示が見にくいものの、露出は正確で写りも良いです。

おかげでブロニカ愛がより一層深まることになりました。

ZENZA BRONICA EC-TL 作例
ZENZA BRONICA EC-TL 作例
ZENZA BRONICA EC-TL 作例
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OLYMPUS OM-2N

OLYMPUS OM-2N

メルカリを眺めていた時に安くてそこそこ綺麗な外観だったので、インテリアでも良いかとダメ元で購入。案の定不具合がありましたが、僕にしては珍しく使用可能な状態に復活。

軽量コンパクトでお手軽とくれば、とりあえず持ってくのにちょうど良さげですね。残念ながら、試し撮りはまだできていません。

電池を入れっぱなしにしていたら、すぐになくなってしまってビックリ。この感じだと、OM-1のような機械式の方が良いかもしれないですね。

とはいえ、やはりOLYMPUSのデザインは素敵です。

ZENZABRONICA GS-1

ZENZABRONICA GS-1

OLYMPUS OM-2Nを購入して以降はフィルムカメラには手を出さず、お金を貯めてGF20-35mmあたりを買いたいなと思っていた2023年。なぜかZENZABRONICA GS-1をお迎えしていました。どうしても6×7判が欲しくなってしまったんですね。

数ある6×7判の中からGS-1を選んだのは、ブロニカへの愛と信頼、価格と性能面、システムの揃えやすさからですね。

メルカリとヤフオクで調達し、かなり早いペースでシステムが充実してきました。

明るいファインダーに使いやすく進化した機能、MAMIYA RB67と比較して明らかに小型軽量と、いいことづくめ。価格高騰によって沈んでいたフィルム熱が再燃するぐらい、とっても良いカメラです!

ZENZABRONICA GS-1 作例
ZENZABRONICA GS-1 作例
ZENZABRONICA GS-1 作例
ZENZABRONICA GS-1 作例
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Konica IIIA(故障)

Pearl IIbの記事を書くにあたって、コニカのカメラを調べている際に気になった機種。「国産レンジファインダーの最高峰」、「生きているファインダー」といった言葉で評されたら気になるに決まってますよね。

2023年8月に、岡山の中古カメラ市で出会い、お迎え。現状品でシャッターの開きがイマイチだったものの、油による粘りなら改善できるだろうと購入しましたが…。調べていくと、絞り羽根が脱落していました。外れているだけなら修理できたかもですが、羽根を固定するための小さなリングが取れてしまっており、お手上げに(泣)。

ファインダーや巻き上げレバーは悪くなかっただけに、残念な結果となりました。時間がない中で買い物しちゃダメだって!

Konica IIIM

残念な結果となったKonica IIIAですが、そんな簡単に諦められるものではありません。ファインダーと巻き上げレバー(とレンズ)が生きているなら、故障しているシャッターと絞りのユニットを移植すれば良いじゃないかと思い至ります。

そんな時に、以前訪れたハードオフにKonicaの大きなファインダーのカメラが並んでいたことを思い出します。思い立ったら即行動!こっちもまた閉店間際に駆け込みますが、そこにあったのはIIIAではなくIIIM。同じIIIではありますが、この2機種はシャッターが異なります。残念。

諦めようかと思いましたが、ちょっと調べてみるとIIIMもいわゆる「生きているファインダー」が搭載されているとのこと。また、この個体はシャッター、絞りに問題がありません。悩んだ結果、これはこれで良いじゃないかと購入してしまいました。懲りない男です。

シャッター以外の異なる点として、IIIMではセレン光電池による露出計が搭載されました(今回のIIIMはパーツがありませんでしたが)。そのため、セルフタイマーがあったところに出っ張ったメーターがあるんですね。

また、IIIAで採用されたLV(ライトバリュー)方式ではなくなりました。

さらに、IIIMでは専用のパーツを使うことでハーフカメラにもなります(これもパーツがない)。そのため、ファインダー内にハーフ用の表示が追加されています。

Konica IIIA ファインダー
Konica IIIA
Konica IIIM ファインダー
Konica IIIM

デザインやファインダーはIIIAの方がスッキリしていて好みなのですが、LV方式がめっちゃ使いにくかったのが気になっていました。IIIMはそこが解決されていますし、パーツさえあればハーフカメラに変身するので、どこかで出会えないかなと思っています。

Konica IIIM 作例
FUJIFILM 記録用100
Konica IIIM 作例
FUJIFILM 記録用100
Konica IIIM 作例
FUJIFILM 記録用100
Konica IIIM 作例
FUJIFILM 記録用100

BRONICA RF645

BRONICA RF645

ブロニカ銘最後のカメラ。ブロニカ好きとしては手に入れねばならないと思っていたカメラですが、いかんせん高級!今回2023年の防湿庫整理とその他不用品の売却によって、なんとか手に入れることができました。購入したのはヤフオクです。

サイズはGFX50Rとほぼ同等で、中判カメラとしては非常にコンパクトですが、重さはズッシリきます。ファインダーも非常に見やすく、表示される情報も充実しており、さすがの内容ですね。独特なシャッター音も慣れたら可愛いものです。

ただ、撮りやすい分なんでもない写真を量産してしまいそうな印象もあります。機構的に寄れないので、しっかり考えて撮ることが求められそうです。

まだファーストロールの1本しか撮れていませんが、これからメインのフィルムカメラとしてガンガン使っていきたいですね!

RF645 作例
RF645 作例
RF645 作例
RF645 作例
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MINOLTA SRT101(ブラックペイント)

SRT101(ブラックペイント)

RF645を購入するにあたって機材整理をし、もう35mm判のフィルムカメラは買うまいと誓ったばかりでした。ところが、よく行くカメラ店にて「鷹の目ロッコール」付きで20,000円という破格の値段で売られていたため購入してしまいました。だってレンズだけで普通4〜5万円ほどするんですよ!?買っちゃうでしょ。

というわけで正直レンズ目当てでお迎えしたわけですが、ボディの状態がかなり良い。黒の革ケースも艶があり、大切に使われてきたのが伺えます。残念ながらこの組み合わせでは恐らくレンズの方が原因で絞りの動きが悪いので、買った時のコンビでは使えません。が、家にあったAUTO ROKKOR 58mm F1.4では問題なく稼働するので、この組み合わせで使ってあげたいなと思います。

横走りの布幕シャッターがいい音を聴かせてくれるので、楽しみですね。

Canon P

Canon P

もう買わないと毎回言っている気がしますが、Instagramで見かけたこのカメラに一目惚れ。レンジファインダー機の中でも随一の端正な見た目と等倍ファインダーに惹かれ、いつも行くカメラ屋さんで購入してしまいました。何気に人生初のCanon機です。

まだ試し撮りをしたフィルムも現像に出せていませんが、先にも書いた見やすい等倍ファインダーと、1/1000秒が切れる一軸不回転式のシャッター、巻き上げもノブではなくレバーになっているなど、非常に快適に撮影ができました。

これが普及機だったというのがすごいですね。Canonの力の一端を垣間見た気がします。

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Nikon F3 + MD-4

Nikon F3 + MD-4

完全に予定外でしたが、もはや日課ともいえるハードオフ巡りをしていた際に発見し、購入してしまいました。Nikon F3は以前も持っていたのですが、絞り連動リングが故障していて本来の力を発揮できていなかったんですよね。機材整理で手放してしまいましたが、良いカメラだったなと思っていました。

今回購入したのは、連写が可能になるモータードライブと、日付などが写し込めるデータバックがついたもの。シャッターが切れないと書いてあったのですが、見せてもらうと普通に使えたので、思わずお迎えしてしまいました。モータードライブ自体は若干不調な時もあるようですが、全体的にとても綺麗な個体です。

Nikonのレンズはあらかた手放してしまっていたので、まだ残っていた85mm F1.4Dを装着。大きく重いレンズですが、装着しても倒れず自立するのが素晴らしいですね。グリップもしっかりしているので、良いバランスだと思います。また、シャッターの音、感触がノーマルのF3と異なり、キレが良くて楽しいです。この組み合わせでこそ本領発揮なのかなと感じました。モータードライブ付きだと巻き上げが不要になるので、極上の感触が楽しめません。ゆっくり楽しみたいときはモータードライブを外せば良いだけですけどね。

あと、明確なデメリットとしてクソ重いことが挙げられます。本体自体の重量もありますが、単三電池を8本使用するので、それも原因。気合いが必要なカメラですね。

お気に入りのカメラ

ここまで、購入した32台のカメラを簡単に紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

せっかくなので、これまで使ってきた中でお気に入りのカメラを、ランキング形式で第5位までご紹介したいと思います。

第1位:BRONICA RF645

第1位は新入り、BRONICA RF645です。

ブロニカ最後にして、唯一のレンジファインダーカメラ。それだけでも魅力に溢れていますが、2000年発売ということで写りも操作性も現代的。他のブロニカのカメラに比べてコンパクトなのもあって、かなり使いやすいです。

購入から3ヶ月ほどですでに6ロールほど撮影しました。個人的にはかなりハイペースです。それは、期待通りの操作感や写りの良さ、そして使いたくなるカメラというのが大きな理由です。

今後も間違いなく僕のメインフィルムカメラであろう大切な1台。故障しないで欲しいと願うばかりです。

第2位:ZENZABRONICA GS-1

第2位はブロニカ唯一の6×7判、ZENZABRONICA GS-1。

見た目も性能も撮れる写真も素晴らしく、使用者が少ないのが不思議です。

広いウェストレベルファインダーは美しく、また重くなりますがAEファインダーを使えば絞り優先AEも使用可能。6×7判のフィールドカメラとしてかなりおすすめできる機種だと思います。

第3位:ZENZABRONICA ETRS

少し前まで使用頻度で圧倒的トップ、機材の充実度は今でも1番なのがETRS。

中判カメラデビューとリバーサルフィルムデビューを果たした思い出深いカメラで、初めて参加したフォトウォークでも大活躍してくれました。

見やすいウエストレベルファインダーも良し、グリップとプリズムファインダーを付けてAEで撮るも良し。

気分と用途に合わせてカスタムできるのも素晴らしく、撮れる写真も好み。

新しくPE45-90mmも購入したので、これからもどんどん使っていきたいですね。

第4位: Canon P

第4位は新入りのCanon P。まだ試し撮りの結果すら返ってきていませんが、美しい外観と使いやすい機能に魅了されました。シャッターも金属幕で、良い音を奏でます。

やっぱり見た目が良い(気に入った)カメラを使うと楽しいですね。

第5位:Nikon F4

第5位はNikonのフラッグシップ、Nikon F4。

フラッグシップだけあって性能が高く、信頼できる1台。失敗のダメージが大きいフィルムにおいて、そのリスクが少ないというのは非常に評価できると思います。

それ以外にもファインダーの見え方が抜群でシャッター音もカッコよく、デザインもマッチョで最高!

持病があるとはいえ中古市場ではかわいそうなぐらい安価なので、間違いない1台が欲しい方は検討してみてください。

まとめ

というわけで、わたしのカメラ遍歴〜フィルムカメラ編〜でした。

遍歴といいつつも、入れ替えているわけではないので実際はほぼコレクションですね。当時の高級機が手頃な値段で手に入ってしまうので、ついつい購入してしまいます。とはいえ、実際に使う頻度が高いものやお気に入りはわかってきたので、使ってないものは徐々に手放し始めました。今回RF645の購入にあたって、かなりの数のカメラを売却したので、精鋭だけが残りました。残ったカメラたちは、しっかり使っていきたいです。

とはいえ、またどこかで運命的な出会いを果たしてしまったら、その時はお迎えしてしまうかもしれません。仲間が増えたら追記しますので、また覗きにきていただければ幸いです。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

それではまた。

著:大村祐里子, 監修:日本カメラ博物館
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