GFX50SIIを購入して半年、ちょっと仲良くなれた気がしています。

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どうも、ぼんしゅー(@bonshuuuuu)です。

デジタルカメラのメイン機をX-H1からGFX50SIIに乗り換えてから半年が過ぎました。

前回の記事は3ヶ月使用時点でのこと。相棒といえるほど気に入っていたカメラからの乗り換え、またAPS-Cセンサーの約4倍というラージフォーマットセンサーの写りの違いなどから、なかなか思ったように撮影できていませんでした。

しかし、レンズが増えたり設定をカスタムしたりして撮り続けた結果、最近やっとGFX50SIIと仲良くなれてきたのかなと思うようになりました。今回は購入してから半年経ってわかったことや感想、そして今後のことを書いていきたいと思います。

それではどうぞ。

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目次

レンズ構成

まずは前回と同じく使用しているレンズからご紹介。

・GF35-70mm

・GF110mm

・SMC PENTAX 55mm F1.7

・FA43mm Limited

・FA77mm Limited

・AI Micro-Nikkor 55mm F2.8S

・AF Nikkor 85mm F1.4 D

・MINOLTA AUTO ROKKOR-PF 55mm F1.8

・MINOLTA MC ROKKOR-PG 58mm F1.2

前回からさらに3ヶ月経って、MINOLTAのレンズが加わりました。58mm F1.2、いわゆる鷹の目ロッコールと合わせてマウントアダプターを購入したことで、自宅に眠っていた55mm F1.8も使えるようになったんですね。

MINOLTA MC ROKKOR-PG 58mm F1.2
圧倒的デカさ
MINOLTA AUTO ROKKOR-PF 55mm F1.8
スペック控えめな分よく写ります

また、Micro-Nikkor 55mm F2.8Sについても元々持っていたレンズですが、ブログ用の物撮りをする際に寄れるレンズはとても便利で、重宝するようになりました。

ラインナップ的には、何度見ても標準域のレンズばっかりですね。個人的に標準付近が好みだというのもありますが、比較的安価で銘玉も多いのでこれは不可抗力です。

残念ながらこの3ヶ月で純正レンズは増えていません。GF110mmの影響が大きく、まだお財布に余裕がありません。また、次に買うなら広角がいいなと思っているので、GF20-35mmの発表に向けて蓄えていきたいですね。

GFX50SIIを半年使用して

それでは、GFX50SIIを半年間使用した感想をどうぞ。

ラージフォーマットの画に慣れてきた

3ヶ月時点ではまだまだラージフォーマットの描写に振り回されていましたが、最近やっと慣れてきました(使いこなせるとは言ってない)。

最初はその圧倒的に豊かな階調を活かそうとハイライトもシャドウも緩めにしていましたが、締まりがなくなってしまい自分の好みとはズレが生じていました。ラージフォーマットならではの描写をしなければと囚われていましたが、思い切ってメリハリをつけるような設定にすることで好みの画に近くなり、撮影することが楽しくなってきました。

もちろん緻密な描写力や大きいフォーマットによる空気感は健在。ダイヤルに6つのカスタムを設定できるので、これが埋まるよう新しい表現も見つけていきたいですね。

あんなにイマイチだったシャッターにも慣れた

これまでさんざん悪く言ってきたシャッターの感触。半年使ってるとなんだかんだ慣れてしまいました。とはいえ、やっぱりテンションが上がるような感触でないことは確かなので、それ以上のことはないかなと思います。

X100Vもシャッターの音や感触はそんなになので、X-H1や後継機のX-H2(S)、またX-Proシリーズが気になるところです。買えませんし、買っても持て余すでしょうけど。特にX-H2(S)については、先代の失敗を踏まえバチバチに仕上げてきているので、期待値が高いですよね。ノスタルジックネガも搭載され、動体もバッチリ。30万円という価格は他のメーカーよりも高いですが、これまでのFUJIFILM機の常識を覆す性能で満足度は高そう。試してみたい。

Fujifilm X
FUJIFILM X-H2S | カメラ | FUJIFILM X Series & GFX - Japan 富士フイルムのデジタルカメラ Xシリーズ「FUJIFILM X-H2S」の公式製品ページです。

フィルムシミュレーションのカスタムが固まってきた

GFXと仲良くなれたと感じる一番の理由は、フィルムシミュレーションのカスタムが少しずつ固まってきたことですね。

もともとクラシックネガはお気に入りでしたが、先に書いたように画質設定を思い切ってカスタムしたことで、より好みの写真が撮れるようになりました。

クラシックネガ作例
この緑がたまりません

また、イマイチピンときていなかったノスタルジックネガ。アメリカンニューカラーを目指した設計ということで、当初はフィルムのPORTRAのような画を再現できないかと思っていましたがなかなかうまくいかず、いまいちピンとこなくて使いにくいと感じていました。最近は方向性を変え、フィルムのULTRAMAXを意識してカスタムし、手応えを感じています。

ノスタルジックネガ作例
青と緑がULTRAMAXっぽくないですか

最後にプロネガスタンダード。元の色に忠実ながら、プロビアほど強くない。優しく落ち着いた表現は、ラージフォーマットの余裕のある描写でより活きてくると思います。クラシックネガもノスタルジックネガもクセのあるフィルムシミュレーションなので、ナチュラルなプロネガの存在は安心感がありますね。

プロネガスタンダード作例
ナチュラルで穏やか

GF35-70mmの再評価

3ヶ月時点ではちょうどGF110mmを迎え、その写りにテンションが上がっていましたね。

それからさらに3ヶ月。もちろんGF110mmは相変わらず素晴らしいのですが、サイズが大きいのでフィルムカメラを持ち出す際には大体お留守番になります。

そこで出番が一気に増えたのが、キットレンズのGF35-70mm。もともと単焦点レンズが好きなのもあり、オールドレンズやGF110mmを使いだしてからは出番が少なくなっていました。しかし、いろいろと不便なフィルムカメラとセットで持ち出すにはうってつけの便利な子。もちろん純正レンズなので、画質も機能もバッチリ。改めてこのレンズの良さを見直すことになりました。

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まだ物欲は控えめ

前回も書きましたが、カメラをはじめとする機材への欲求はまだ落ち着いていますね。

ポジティブな要素では、GFXへの満足度がかなり高まっていること。相棒感ではX-H1ほどではないにしろ、写真を撮るということにおいては絶大な信頼を寄せています。大きいセンサー搭載ということで、スペック的にも満足させてくれるのがいいですよね。35mm用のレンズもフルに使え、ラージフォーマットをカバーするものを探すのも楽しいです。

GFX50SII x AF Nikkor 85mm F1.4D(IF)
GFX50SII x FA 77mm F1.8 Limited

ネガティブな要素としては、フィルムとフィルムカメラが高くなりすぎていること。気になる機材はゼロではないのですが、いかんせん値上がりが激しすぎて手が出しにくい状況です。フィルム自体も現像関連も厳しくなってきていることはひしひしと感じられますし。GFXが楽しくなってきたのもあって、フィルムでシャッターを切る頻度はかなり低くなってしまいました。やめませんけど。

GFX100Sが気になる

そんな中、今唯一気になる存在がGFX100S。

自分にはどう考えてもオーバースペックなのですが、ファインダーの見えもシャッターフィールも良いということで、なまじGFX50SIIと同じボディのためその差異が気になるところではあります。

もちろん描写も。1億画素で撮る写真はより緻密で、パッと見は逆に緩く見えてしまうほど滑らかな描写とのこと。画素数が多いのでデータ量が大きくなり扱いにくいことが問題ですが、ロマンがありますよね。

Fujifilm X
FUJIFILM GFX100S | カメラ | FUJIFILM X Series & GFX - Japan 富士フイルム GFXシリーズ「FUJIFILM GFX100S」公式製品情報。

GFXと僕とフィルムの今後

半年間で感じたことは以上で、ここからはGFXと僕とフィルムの今後について書いていきたいと思います。

クラシッククロームのカスタムを作りたい

まずはフィルムシミュレーションのカスタムですね。

クラシックネガもノスタルジックネガもフィルムライクで、プロネガスタンダードはナチュラル。そこで次に使いたいのは、ドキュメンタリーテイストでクールなクラシッククローム。

もともと人気の高いフィルムシミュレーションですが、唯一既存のフィルムを模して設計されていないということで、フィルムらしさを求める僕はそこまで使ってきませんでした。しかしフィルムライクなカスタムに満足してきた今なら、クールなカスタムも楽しめるような気がします。

最近SIGMA fpで撮られたティールアンドオレンジやパウダーブルーなどのカッコいい作例を見たので、それに影響されたのかもしれません。fpもいいですよねえ。

フィルムカメラがいつまで持つか

次にフィルムについて。

フィルムを取り巻く状況は年々悪化しており、今年も廃盤と値上げの連続でした。フィルムを現像してくれるお店についても、薬品の高騰や機械の経年に悩まされている声をよく聞いた気がします。

僕もフィルムの高騰にはそろそろ限界を感じていて、廃盤についても今使っているのが次になくなるのではないかと薄氷を踏む思いです。それでもフィルムカメラは使いたいし、フィルムの描写や美しさは忘れられません。

リバーサルフィルム
フィルム写真
フィルム写真

フィルムについては常に葛藤しながらギリギリ続けていますが、いつこの糸が切れてもおかしくないと思っています。だからこそ今楽しんでおかないといけないんですけどね。

幸いこれまでに購入したストックが結構あるので、もうしばらくは戦えそうです。

フィルムのストック
まだまだ戦えます

GFXシステムの拡充

フィルムの状況が悪いこと、GFXが楽しくなってきたことで、これから力を入れるならGFXシステムの方だなと思うようになってきました。

純正レンズはどれも高価なので簡単ではありませんが、少しずつでもシステムを拡充していきたいですね。

最近は広角の写真に惹かれることが多いのですが、オールドレンズでは構造上なかなか難しいところなので、純正広角ズームのGF20-35mmには期待しています。待ち遠しい。

最近撮ったお気に入りの写真

作例
作例
作例
作例
作例
作例
作例
作例
作例

まとめ

というわけで、GFX50SIIを購入してから半年経った今思っていることや、今後の付き合い方について書いてみました。

やっとラージフォーマットの描写や使用感にも慣れてきて、カスタムも固まってきたことで撮影が楽しくなってきました。ただの趣味で撮っている自分には十分すぎるシステムですし、他のカメラや機材に浮気する余裕もないので、今後も使い込んでいきたいですね。

フィルムについてはいつまで続けられるかわかりませんが、その時が来るまでは楽しみたいと思います。

次にお届けするとすれば、1年使用したレビューですかね。その時には純正レンズが増えているといいな。

ではまた。

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