どうも、ぼんしゅー(@bonshuuuuu)です。
他の人が使ってる機材って気になりませんか?
僕はかなり気になる方です。フィルムカメラは歴史があるので、メーカーも機種も多種多様。
人気のものなら情報もたくさんありますが、そうでないものも多数あります。いずれにしても、実際に使っている人の感想や情報は貴重ですよね。
というわけで、今回はわたしのカメラ遍歴〜フィルムカメラ編 その1〜をご紹介します。
かなり長くなってしまったので、1回では紹介しきれませんでした。お時間のある方はその2までお付き合いいただければ幸いです。
それではどうぞ。
わたしのフィルムカメラ遍歴 その1
RICOH FF-3AF(巻き戻し不良)
フリーマーケットでよくわからないまま、おもしろそうだからと購入。今思えばなかなかリスキーな買い物の仕方ですね。
2020年1月に友人の結婚式で満を持して使用するも、巻き戻し不良により大半が感光してしまいせっかくの記念が水の泡に。このときの失敗が、フィルムカメラの道を突き進むことになった大きな要因になりました。だって悔しかったんだもん。
最近改めて使ってみると、コンパクトフィルムカメラらしい手軽さと、想像以上の写りに感動。あの時失敗せず無事に撮れていたら、今みたいにここまでハマってなかったかもしれないですね。
Konica C35(故障)
FF-3AFの失敗により、きちんと撮りたいと思ってフィルムカメラを調べはじめました。コンパクトかつ綺麗でカメラらしいルックスに惹かれたのと、ハードオフで閉店時間が迫っていたこともあり勢いで購入。しかし、残念ながら電池を入れても動かないジャンク品だったのでした。
自分で分解、修理を試みるも、配線が腐食しており断念。時間がない中で買い物するものではないですね。きちんとしたものを購入することの大切さを身をもって学ぶことになりました。
Minolta SR-T101(露出計不良)
3度目の正直として、またもハードオフで購入。なぜかカメラ屋さんを見に行くという発想がこの時はまだなかったんですね。
今回は少し調べてある程度の動作確認ができるようになり、露出計、巻き上げ、シャッタースピードにほぼ問題がなかったためお迎えしました。しかしファインダーの汚れがどうしても気になり、またも自分で清掃を試みましたが、そのせいで露出計を壊してしまいます。当時は露出計の使えないカメラなんて、自分には難しくて無理だと思い込みインテリアになっていましたが、いろいろ覚えた最近になってやっとフィルムを詰めました。
シャッターの感触はどっしりとしていて、一眼レフって感じ。まだ撮り切っていませんが、ロッコールレンズがどんな描写をしてくれるか楽しみです。
Nikon FG(売却済)
4度目の正直でまたまたハードオフで購入。はい、学んでおりません。
さすがの僕でもまともに使えるフィルムカメラを選ぶことができ、ついにきちんとデビューを果たしました。レンズはタムロンのズームレンズでしたが、動作も問題なく、しっかり写って本当に安心しましたね。
これからの活躍が期待されましたが、実際はこの後出番はほぼ無く。まさか、次に大物に出会うとは思わなかったものですから。
結局そこまで使わないまま、2023年の防湿庫整理により売却。次のユーザーさんのもとで大事にされることを願います。
Nikon F3(絞り伝達不良/売却済)
もう何度目?こちらもハードオフで購入。
フィルムカメラをいろいろ調べていると、やはり気になってくるのがNikonのフラッグシップ。
特にF3は僕の中で、「ザ・カメラ」というデザインで、とても魅力的でした。当時はカメラの格としても金額的にも縁がないものと思っていましたが、普通ではあり得ないような価格で販売されているのを見つけ、迷わずお迎えしました。
しかし、安さには理由があったんですね。絞りを伝達するリングに故障があり、F3から搭載されたせっかくの絞り優先機能が使いづらい!絞り込みボタンを押し込みながらシャッターを切ることで、なんとか対処しましたが。
壊れているのはそこだけで、デザインも作りもさすがという一台。かっこいいは正義ですし、巻き上げの気持ち良さも素晴らしいので、さすがフラッグシップだなと思います。
こちらも2023年の防湿庫整理により売却。フラッグシップ機は造りが良く手放すのを躊躇いましたが、使わずに死蔵したままよりも使ってくれる人の元に渡った方が良いかなと思いお譲りしました。
OLYMPUS PEN EE-3(売却済)
またまたハードオフで購入。ていうか、これだけ出会いがあるハードオフすごくないかい。
フィルムのランニングコストを抑える目的で、倍の枚数撮れるハーフカメラを狙っていました。こんなに小さくてかわいいのに、写りはしっかりの優等生。ただ、最低48枚、多いと72枚は撮り終わるまでに想像以上に時間がかかります。それが目的で手に入れたのに悩みの種になるなんて、贅沢なもんです。
人気の理由がよくわかる良機でしたが、使用頻度低下のため手放してしまいました。
Nikon F4(売却済)
Nikonのフラッグシップ2機目。今回はカメラのキタムラで購入。ここにきてカメラ専門店とは、今更すぎるかもしれません。
Nikon F3でフラッグシップの良さを知ってしまったのと、F3と同じくイタリアの工業デザイナー、ジウジアーロによるデザインに惚れてお迎えしました。すでに購入ペースがヤバいですね。
これまでのカメラに比べて段違いにデカくて重いんですけど、その分貫禄満点。見た目とシャッター音から、写真撮ってる感については最高の一言。さすがの露出精度で、失敗したくない時にはすごく頼りになるカメラです。
ただ、こちらも売却。最後まで手元に残すか悩みましたが、別のカメラの購入資金となりました。
PENTAX LX(売却済)
某ブログにて絶賛されていたのを見て、気になった一台。当時住んでいた香川県にペンタックスの指定修理業者さんのお店があり、そこで初めてしっかりとオーバーホールされたものを購入しました。
工芸品と言われるほどの作りはさすがで、F3よりも全体的に上品な印象を感じさせます。すぐに購入したFA 43mm F1.9 limitedも合わせると、これまでの中でダントツで高かったのですが、その割には使用頻度が少ない可哀想なカメラ。
結局最後までフィーリングが合わず、手放してしまいました。
OLYMPUS PEN FV(売却済)
少し前に購入したOLYMPUS PEN EE-3では物足りなくなり、ハーフカメラで一眼レフという斬新さにも惹かれ、今度はPEN Fに目をつけます。節操がない、本当に。
デザイン的に花文字の初代Fではない方が好みだったのと、経年で信用しにくい露出計よりもファインダーの明るさを選んだ結果、PEN FVを購入しました。ここでついに、メルカリというパンドラの箱を開けてしまいます。
低速側が不調だったり、ミラーが吹っ飛んだりといろいろありましたが、ウチにあるフィルムカメラは皆どこか調子が悪いので気にしません。独創的でスタイリッシュなデザインと、独特の機構で実現したハーフで一眼レフというスタイル。しみじみいいカメラだなと思います。
ただ、やっぱりハーフカメラは撮り終わるまで長いんですよね。
このカメラも別のカメラの購入資金のためにドナドナされました。
Nikon EM(売却済)
Nikon F3、F4が好きということは、当然同じジウジアーロデザインのNikon EMも好き。今度はヤフオクで購入しました。
軽量コンパクト、絞り優先AEのみで簡単、デザインも良しと、とっても魅力的なカメラです。とにかく簡単なので、友人に貸したりするときにも良いんですよね。若干光線漏れ疑いもあったんですけど、EMだったらなんか許せる気がします。
とても気に入っていたんですが、こちらも持ち出さなくなってしまい、死蔵するのも可哀想で手放してしまいました。
Minolta α sweet II(譲渡)
ここまでくると、カメラのキタムラ巡りは日課です。その最中、ジャンクカゴの中で発見したこのカメラ。なんとワンコイン。同じくジャンクカゴから見繕ったシグマのズームレンズと合わせても1,000円ポッキリ。上級機に匹敵するとの評判は知っていたので、動かなくても良いやと即決で購入。あのね、電池が高いんですよ。
動作は問題なく、気になったのは若干ファインダーが黄変しているのと、裏蓋を開けるボタンが硬いぐらい。で、リバーサルフィルムに魅力を感じ、フィルムカメラに興味を持ち始めていた彼女に、数本のフィルムとともに譲渡しました。その後、レンズとの連動ピンが壊れてしまい、あえなくお別れに。
同じカメラがいいとのことだったので、2代目になりましたとさ。
Nikon FA(故障)
α sweet IIと同じ日に、同じくジャンクカゴから救出。しかしこちらは、電池を入れてもうんともすんとも言わず。データバックもついていただけに、残念な結果でした。
ZENZA BRONICA ETRS(売却済)
初中判、初リバーサルのデビューを飾った、個人的にめちゃくちゃ重要なカメラ。
ウェストレベルファインダーを使ってみたくて中判カメラを調べている中で、町の写真屋さんで出会って購入しました。最初はなかなか動かなかったんですが、根気よく試すうちに動くようになったこともあり、思い入れが強い一台です。
念願のウエストレベルファインダーは想像を超えてとても美しく、使って楽しい、撮って素晴らしいカメラ。6×4.5判は中判で一番小さいフォーマットですが、それでも35mm判とは歴然の差があり、写真を見返しても良いのが多いんですよね。
購入したときは大きくて重いと思っていましたが、今になって思えばこれでも十分コンパクトで使い勝手も良く使用頻度が高い。そしてまた良いのが撮れる。以来、すっかりブロニカファンになってしまいました。
こちらも、結局別のカメラの購入資金のために売却。出品にあたってフィルムを撮り切るために撮影納めをしているときは、さすがに寂しさが募りましたね。
PENTAX ME
東京でカメラ屋さん巡りをした際に、ジャンクカゴで発見した一台。
モード変更のピンが取れちゃってるのがジャンクの理由だと思いますが、絞り優先しか使わないからモード変更しないので問題なし。Nikon EMで絞り優先専用機のお手軽さを実感していたのと、これまたかわいらしいデザインに惹かれて購入。
PENTAXではフルメカニカルなMXの方が話題になりがちですが、よりコンパクトでクラシカルな外見はすごく素敵じゃないでしょうか。何より、絞り優先が使えるのはやっぱり便利。何気に巻き上げの感触も良く、手にフィットする形状で、優しいカメラですね。
WALZFLEX
そうそう、東京でカメラ屋さん巡りをする目的は二眼レフが欲しかったからだったんですよ。
複数店舗を巡ってもなかなかいいのに出会えなかった中、時間ギリギリで出会ったのがWALZFLEXでした。その場ではファインダーの美しさに魅了されてしまいましたが、冷静になるとシャッター速度最高1/300はなかなかに厳しいな。
二眼レフは拡張性が少ないのと、やっぱり使いにくいところがあるので正直出番は少ないです。でも、見た目とロマンが満点なので、手放す気にはならないですね。自然とスローな撮影リズムになるので、いずれ噛み合う日が来るかもしれません。
小西六 Pearl IIb
今度はスプリングカメラに興味が出て、ヤフオクで購入。価格はかなり安かったんですが、思ったよりも綺麗な状態で、幸い蛇腹にも問題ありませんでした。
スプリングカメラの魅力はそのレトロな外見と、中判とは思えないコンパクトさ。個人的にはウエストレベルファインダーが好きなのでそっちを使いがちですが、搭載されているレンズ、ヘキサーの写りは時代を越えて素晴らしく鮮明。驚きました。
Mamiya Press standard
中判最大の6×9というフォーマットを手頃に手に入れることができる貴重なカメラ。またメルカリで買いました、はい。
まぁとにかくデカくて重くて目立つ。自分の顔よりデカいんじゃなかろうか。女子が使ったら間違いなくそうなるでしょうね。
セットでついてきたレンズが絞り不動、新たに購入したレンズがバルサム切れ、さらにガッツリ光線漏れと問題続きで、残念ながらまだその真価を発揮できていません。初めてレンズのバルサム剥がし、接着を行ったりと、いろいろ試行錯誤はしてるんですけどね。ただそのフィルム面積は圧倒的に大きく、万全でなくとも少しマシに写ったときの描写は、さすが中判最大と思わせます。
いつか万全の状態にして、その描写力を堪能してみたいですね。
Minolta AUTOCORD(売却済)
ここからは淡路島に戻ってから出会ったカメラたち。なんとまさかの骨董品店にて購入。
同じ二眼レフのWALZFLEXよりもファインダーは暗く見にくいですが、レバー式のピント合わせが使いやすいのと、シャッタースピードが1/400秒まであってちょっと速いので、使いやすさでは勝っているかな?とはいえ他のカメラに比べるとスペック不足は否めず、せっかくのファインダーも個人的にイマイチ(これはWALZFLEXが良すぎた)なので、出番がほぼありませんでした。描写自体はさすがMinoltaという感じはしましたが、個人的にはあまり刺さらず。
良いカメラなんだけど、使わなすぎてもったいなくなったので手放してしまいました。
Mamiya RB67(売却済)
中判フォーマットを使うなら外せないだろう6×7判。魅力的ながらお高いカメラが多い中、比較的安価なところに惹かれてメルカリで購入。しかし、蛇腹もレンズもダメなジャンクがやってきてしまいました。結局レンズはどうにもならず新しく購入し、蛇腹は自作しました。いやぁ、フリマアプリは難しい。
このカメラは本当に重量級で、BRONICA ETRSってコンパクトだったんだなと思い知らされました。画質についてはさすがの一言で、中判ならではの迫力、奥行き感、立体感を感じることができます。
特徴的なレボルビングバックのおかげで、縦構図が撮りやすいのはめちゃくちゃ便利です。他の中判カメラだと、縦構図で撮るのは大変だったり難しかったり、変な構え方になったりしますもんね。
このカメラも写真を見返すと「おっ」となることが多いんですが、普段は重すぎてお留守番ですね。
こちらも2023年の防湿庫整理で売却。同じ6×7判のGS-1を手に入れたのが主な理由ですかね。
Leotax K
今度はバルナック型に惹かれてフリマサイトを夜な夜な検索してる時に、メルカリにて作例付きで見つけ購入。僕が購入するカメラにしては珍しく、非常に綺麗な個体で二重像もクッキリでした。
この機種はスローシャッターが無いので、デザイン的にも使い方的にもスッキリしてて好印象。
精密感、ギュッと詰まった感じはモノとしての魅力を強く感じ、写真の出来上がりも十分でお気に入りのカメラになりました。
さらに、同じメーカーの沈胴レンズ、TOPCOR 5cm F3.5も手に入って見た目のレトロさ、かっこよさが爆上げ。お気に入り度も急上昇しました。が、こっちのレンズは売却。今はNIKKORの標準をセットしています。
まとめ
というわけで、わたしのカメラ遍歴〜フィルムカメラ編 その1〜でした。
まずは20台をまとめてみました。前半でこれだけあるなんて、改めて振り返ると恐ろしくなりますね。そのほとんどを手放しているというのもまた怖い。手放すときは購入するときなので、後半もまた見ていただければ幸いです。
それではまた。
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